【新聞】不要になるのか?
毎年1月に日本新聞協会が発表している日本の新聞発行部数によると、1997年の5376万5000部から2018年は3990万1576部に減少している。これは約25%減で21年で発行部数が4分の1までになったのだ。
私の実家では毎日朝刊と夕刊も取っていたが、私は読むことは少なく大抵は祖母や父が読んでいた。
一人暮らしを始めて、私は新聞を取っていない。周りで取っている大学生も見たことがない。
私はこのことが当然だと思う。今はスマホでニュースなどの情報は簡単にしかも無料で気軽に見ることができる。そんな状況の中、新聞をわざわざ取る人は少なくなるのは当然だろう。事実、私もグノシーやスマートニュース、ラインニュースなどしか読まない。
ならば、新聞は不要じゃないか。
どうやらそういうことでもないらしい。
新聞が必要じゃなくなるということは、電子メディアの需要が増えるということだ。ジャーナリストに払われる原稿料は新聞に比べると電子メディアでは、良くて半分。新聞記者の給料も半分以下になると予測されているのだ。
そんな状況で立派なジャーナリストは育つか。
権力の暴走をチェックしたり、不正を暴くことはジャーナリズムの重要な仕事だ。それを新聞が支えてきた。
しかし、現状のままではこの日本のジャーナリズムは維持できないだろう。
日本の国民全員がこの課題について考える必要があるのではないか。